出産を終えた私はそのまま拘束具から解かれ、いつものように
グラウンドにしかれたマットの上に寝かされる。
【葵】
「えっ!? えっ!? ええぇぇぇぇぇぇッ!? な、なに!? こ、これから
何をするつもりなの!?」
とまどい、大きな声を上げる私。
ざっ、ざっという地面を蹴る音がして、数人の男子たちが私を
取り囲む。
四方八方から男子たちの太い腕が次々と伸びてくる。
みんな、拳に力を入れてギュッと強く握りしめてグーの形を作っている。
【学園生2】
「ふんっ!! ホントはわかっているんだろう?」
【葵】
「ううううう……それってやっぱり……ふぃ、フィストファックを
これからするんだよね?」
文化祭で始めて経験したフィストファック――
あれで味を占めてしまったのか、やりたがる人は多い。
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「そうそう!! 大当たり!! これから壬無月の出産祝いに俺たちが
フィストで大好きな絶頂をいくらでもさせてやるよ」
【葵】
「ひうっ!! で、でも……今、赤ちゃん産んだばっかりだし……」
出産を終えた直後なので、子宮は飛び出したままで
おまけにまだへその緒さえも残っている。
こんな状態にも関わらず、男子たちは全然抵抗がないのか
ウキウキとして表情を浮かべて、拳をゆっくりと近づけてくる。
【葵】
「ちょ、ちょっと待って……ふぃ、フィストファックはまだ早いよぉ!!
もっと体調戻ってから……!!」
【学園生4】
「まぁまぁ、そう言わず……俺たちからの出産祝い、受け取って!!」
一斉に拳を構える男子たち――
そのまま、腕を私にぐーっと伸ばしてきた。