【レイラ】
「あ、赤ちゃん……暴れてる……子宮の中で、元気に暴れてるぅぅぅ!!」

性獣の幼生っていうのは、驚くべきスピードで胎内で成長していく。

お母様曰く、私の場合は歴代の"絶頂騎士"の中でも
異常に早い方らしいけど。

【ローズ】
「ほらほらっ!! もっといきんで!!
 守護獣の1匹や2匹ぐらい、もたもたしないでさっさと産みなさい!!」

【レイラ】
「は、はいっ……ご、ごめんなさい……」

ちなみにさっきお母様が言った守護獣っていうのは
これから産まれてくる幼生のことだ。

"絶頂騎士"の子宮は"浄化の器"と呼ばれていて
淫獣の"魂の源"を吸収することができるだけでなく
"魂の源"を元に新しい"獣"を作り出すことができる。

それが"守護獣"と呼ばれているもので
出産した"絶頂騎士"を主と見なして服従するわけなんだけど……。

【ローズ】
「レイラ、あんたがまだまだ未熟だから、こうして見てやってるのよ!
 さっさと産んじゃいなさい!!」

そう、お母様の言う通り私はまだ産まれてきた"守護獣"を制御できない。

お母様が私の代わりに"守護獣"を制御しないと、
暴走して巨悪な淫獣と化してしまうのだ。

【レイラ】
「ごめんなさい……す、すぐに産みますからぁ……」

ググググッ! ググググッ! グッ! グッ! グッ!

お腹に力を入れて、胎内で暴れている幼生を刺激する。

【レイラ】
「あ゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛ぅ゛ッ!! はぁーーッ! はぁーーーッ!
 んはぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ッ!!」