「イッぐぅぅぅぅうううぅうぅううぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜ッッ!! 産みながらイグッ! わたひ、赤ちゃん産みながらイッちゃうぅぅぅッ!!」 |
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【真琴】 「はぁーーーッ! はぁはぁはぁ……あっ……あっ……あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッ!」 産気づいた私はそのまま、学園のグラウンドへと運ばれた。 なんでも、学園生たちに命の尊さを教えるために 皆が見ている前で出産をしろと命じられたんだけど……。 【真琴】 「あぁああぁぁッッッ!! あぐっ! んはぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッ!!」 断続的にやってくる陣痛に耐えるのがやっと―― もはや、場所がどうとか考えている余裕なんてない。 【勅使河原学園生A】 「あぁぁぁ♪ これから、俺の子が生まれてくると思うと感激する!!」 【勅使河原学園生B】 「だから、俺の子だって何度も言ってんだろっ!!」 【勅使河原学園生C】 「ああぁぁ♪ 早く生まれてこないかな? 俺たちの愛の結晶♪♪」 【真琴】 (ったく、こっちはいっぱいいっぱいだってんのに…… こいつら、好き勝手言ってくれるわねっ!!) 【真琴】 (はぁ、はぁ……あ、あんたらは……生まれてくる子が……ンンッ…… 人間って疑ってないんだろうけど……) そう、生まれてくる子は何も人間の子だって決まったわけじゃない。 こっちはそれが不安で不安で仕方ないっていうのに!! ズキンッ! ズキズキズキッ! ズキンッ! ズキンッ! 【真琴】 「う゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ッ!! あ゛っ……あ゛っ…… お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ッ!!」 【黒岩】 「おやおや? そろそろ生まれてきそうですかな?」 さっさと産んじゃって、生まれてくる子が人間か?それとも化け物か?を 確認したい。 でも、もし生まれてくるのが化け物だったら? 【真琴】 「いやぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッ! あ゛ぁ゛ぁ゛ッ!」 だったら、このまま生まれてきて欲しくないって思ってしまう。 【真琴】 「かはぁぁぁ……っ……うぐっ! んはぁぁああぁぁあぁぁあッッ!!!」 |
絶頂して全身の筋肉が緩んだからか、産道がさらに押し広げられて 赤ちゃんが半分ほど出てくる。 「う、生まれた……わたひ……産んじゃった……まだ○○歳なのに…… 赤ちゃん産んで……ママになっちゃった……」 |