〜 露出ショッピング 〜

SAMPLE02
「んんっ……んっ……はぁはぁ……あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ンンッ!!」

頭を思いっきりハンマーでどつかれたような、
そんな大きなショックを受けて体がぶるぶると震えてしまう。

【美菜】 「み、美作さん? う、うそっ!?」

【真琴】
「……み、美菜!?」


私の後ろで目を見開いて驚いている少女――

かつて私が助けた、元クラスメートだった。

【美菜】
「うわぁ……美作さんがあんな変態になっているなんて――
 私、見損ないました!!」

【美菜】
「こんな変態に助けられた自分が恥ずかしいです!!」

【真琴】
「そ、そんな……わたしは……」


【美菜】
「二度と私に近づかないで下さいっ!! 汚らわしいっ!!」

【真琴】
「うううっ……うっ……クッ……んんっ……」


【真琴】
(私……何やってんだろう?)


この子を救うために、自分を犠牲にして――

でも、今、この子が私に向けている感情は感謝とかじゃなくて
憎悪と嫌悪――

【真琴】
(挙げ句の果てに、私は帰る場所をなくしてしまった……)


私に一番懐いてくれていた倉子も呆気なく離れていった。

そして、美菜は私を汚ないものを見るような目でじっと見ている。

終わっていた――

もう私には何にもない――

キックボクシング女子世界チャンピオンだったことも――

そして大切な友達も――

全部、全部、消えてなくなってしまった。

SAMPLE02
ありとあらゆる侮蔑の言葉がどんどん頭に入ってくる。
それを聞く度に体がどんどん熱くなってきて……。

SAMPLE03
何もかもがどうでもよくなったら、これまで感じたことのない
大きな絶頂感を感じるようになってきた。

SAMPLE04
信じていた者に裏切られ、絶望のあまり絶頂の道を
選ぶことに。